スキーママークアップ実装ガイド
構造化データでリッチリザルトを獲得
スキーママークアップ(構造化データ)は、ページの内容を機械(Google・AI)が理解できる形式で記述する仕組みです。実装するとリッチリザルトが表示されCTRが大幅に向上、AI Overviewsにも引用されやすくなります。本記事では実務で使う主要スキーマと実装手順を解説します。
構造化データとは何か
構造化データは、Schema.org という標準語彙を使って「これは記事です」「これは商品です」と明示的にマークアップする仕組みです。検索エンジンは普通のHTMLからも内容を推測しますが、構造化データがあれば確実に正確に理解できます。
記述形式は3つ(JSON-LD / Microdata / RDFa)あり、Google公式推奨はJSON-LD。<head>または<body>内に<script type="application/ld+json">として記述します。
実装するメリット
- リッチリザルト出現: 検索結果に画像・⭐評価・FAQ・パンくず等の追加要素が表示されCTR向上
- AI Overviews引用: AI回答の出典として選ばれやすい
- ナレッジグラフ登録: 検索右側のサイドパネルに会社情報が表示
- 音声検索・スマートスピーカー: 構造化済みコンテンツが回答に使われる
- SNSシェアの見栄え: OGPとは別レイヤーで意味情報が伝わる
頻出する5つの主要スキーマ
① Article(記事・ブログ・ニュース)
コラム・ブログ・ニュース記事に必須。author / datePublished / publisher / image / mainEntityOfPage を必ず含めます。
サブタイプ: NewsArticle(ニュース)、BlogPosting(ブログ)、TechArticle(技術記事)など適切な型を選択。
② FAQPage(よくある質問)
記事下部のQ&Aセクションをマークアップ。検索結果でアコーディオン表示され、画面占有率が爆増します。
ただしGoogleは2023年以降、表示制限を強化。権威性の高いサイト(公的機関・大企業)でのみ表示されるケースが増えています。
③ HowTo(手順)
「○○のやり方」「○○の方法」記事用。step配列で順序を明示すると、検索結果に手順カルーセルが表示されます。
各stepにname/text/imageを設定。料理レシピは別途Recipeを使用。
④ Product / Review(商品・レビュー)
EC・レビュー記事の最重要スキーマ。aggregateRating で⭐評価、offers で価格・在庫を構造化すると、検索結果に強烈にリッチ表示されます。
⑤ Organization / WebSite(運営者情報)
サイト全体のブランディング・ナレッジグラフ登録に必須。会社情報・連絡先・SNSプロフィールを構造化。WebSiteのpotentialAction でサイト内検索ボックスも表示できます。
実装例: Article + FAQPage
<head>内に複数の<script type="application/ld+json">を並べて記述します。
💡 Saguru の全コラム・全用語集ページでは Article + FAQPage + BreadcrumbList + AboutPage を実装済み。実装パターンは コラム01 のソースを参照してください。
実装手順5ステップ
- ページタイプを決める: 記事ならArticle、商品ならProduct
- 必須プロパティを洗い出す: Google公式ドキュメントで確認
- JSON-LDを書く: schema.org のサンプルをベースに固有情報を埋める
- <head>または<body>に貼り付け: 推奨は<head>内
- リッチリザルトテストで検証: https://search.google.com/test/rich-results
検証ツールの使い方
| ツール | URL | 用途 |
|---|---|---|
| リッチリザルトテスト | search.google.com/test/rich-results | Googleが認識できるか確認 |
| Schema Markup Validator | validator.schema.org | Schema.org準拠か確認(より厳密) |
| Search Console「拡張」 | search.google.com/search-console | サイト全体の構造化データエラーを一覧 |
⚠️ 構造化データに記述した内容と、実際のページ表示が一致していないとガイドライン違反になります。「価格1000円」と書いて実際は2000円、などは厳禁。
AI時代の構造化データ
AI Overviews / ChatGPT / Perplexity 等のAI検索は、構造化データを優先的に読み取って引用源にします。文章を解析する手間が省け、信頼性も高いためです。
特に効果的なスキーマ: Article(著者情報)+ FAQPage(Q&A形式)+ Person(E-E-A-T)の組み合わせ。Saguruのコラムもこの3点セットを採用しています。
今後はAI時代に対応した新しいスキーマ(LearningResource、ClaimReview等)も増える見込みです。Google公式ブログを定期チェックしましょう。
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