【独自調査 第2弾】AI Overviewsが最も出るのは「費用・比較」クエリ
389語を種類別・語数別に再分析【2026】

公開日: 2026-07-17 更新日: 2026-07-17 所要時間: 約8分

前回の調査では、SEO関連の実クエリ389語でAI Overviews(AIO)の表示率が84.8%に達することを示しました。
第2弾となる本記事では、その同じデータを「どんなクエリでAIOが出やすいか」——クエリの種類別・語数別・引用元ドメインの分布という、前回は出していなかった角度から再分析します。

結論

SEO関連389クエリの再分析では、AI Overviewsは費用/価格系クエリで93.8%と最も出やすく、ツール系で77.8%と最も出にくい結果でした。語数別ではほぼ横ばい(AIOは大型語だけの現象ではない)。引用元は229ユニークドメインで上位はSEO支援企業に集中。「答えを要約できるクエリ」ほどAIに先取りされるため、費用・情報・ハウツー系は"引用される側"の設計が要ります。

この記事の位置づけとおさらい

本記事は第1弾レポートの続報です。第1弾は「AIOがどれだけ出るか」を示しましたが、第2弾は「どんなクエリで出やすいか」を掘り下げます。使用データは前回と同じ2026-07-01取得のスナップショットで、新規取得ではなく再分析です。

指標
対象クエリ389語(Search Console由来のSEO・マーケ関連)
AI Overviews 表示率84.9%(331/390)
PAA(他の人はこう質問)表示率90.3%
AIOの平均引用ドメイン数6.5
AIOが引用元を開示した割合60.4%(新集計)

全体の表示率は前回公表の84.8%とほぼ一致し、データの再現性が確認できています。ここからが新しい分析です。

新発見①:クエリの「種類」で表示率が変わる

同じSEO領域でも、クエリの意図によってAIOの出方は大きく違いました

費用/価格 93.8% ハウツー 87.3% 比較/おすすめ 84.6% 情報(とは) 83.3% ツール 77.8% 0% 100% クエリ種類別 AI Overviews 表示率(n=389)
クエリ種類件数AIO表示率
費用/価格系(費用・料金・相場・無料…)3293.8%
ハウツー系(やり方・方法・対策・書き方…)11087.3%
比較/おすすめ系1384.6%
情報系(とは・意味・仕組み…)4883.3%
ツール系(ツール・診断・チェック…)1877.8%

「費用・料金」を調べるクエリでは、ほぼ確実(93.8%)にAIが先に答えを出しています。逆に特定のツールを探す「ツール系」(ややナビゲーショナルな意図)は相対的に低め。つまり"answer可能"な情報系・費用系ほどAIに要約され、青リンクのクリックが削られる構造が数字で見えます。

新発見②:AIOは大型語だけの現象ではない

「AIOはビッグキーワードで出るもの」という感覚がありますが、語数別に見るとほぼ横ばいでした。むしろロングテール(4語以上)のほうがわずかに高い結果です。

クエリの語数件数AIO表示率
1語10185.1%
2語14382.5%
3語9386.0%
4語以上5388.7%

「ロングテールに逃げればAIOを避けられる」わけではない、というのが実データの示すところです。具体的な複合クエリでも、AIは要約回答を出しています。

新発見③:引用元229ドメインの分布

AIOが引用したドメインはのべ229ユニークドメイン。前回は上位10のみでしたが、今回は分布を確認しました。上位はSEO・マーケ支援企業のオウンドメディアに強く集中しています。

順位ドメイン引用回数
1plan-b.co.jp110
2youtube.com94
3seohacks.net57
4mieru-ca.com56
5willgate.co.jp56
6web-kanji.com44
7mediareach.co.jp38
8satori.marketing28
9geo-code.co.jp25
10white-link.com24

YouTube以外はほぼSEO支援企業。ただし229ドメインという裾野は、「継続的に一次情報を出していれば、上位企業以外にも引用の余地がある」ことを示しています。エンティティSEO一次情報の積み上げが、引用される側に回る鍵です。

📌 本調査のデータ・グラフは、出典(本ページへのリンク)を明記いただければ、記事・資料への引用・転載を歓迎します。

ここから言える戦略(実務への落とし込み)

AIO時代のSEO全体像は「AIO・LLMO時代のSEO対策」、チェック観点は「AIO/LLMO実践チェックリスト」もあわせてどうぞ。

手法と限界(正直に)

続報として、四半期ごとに同じ389語を再取得し、表示率と引用集中の時系列変化を追う予定です。

狙い目キーワードは「AIが出ない側」にもある

AIが答えを先取りするクエリ(費用・情報系)は"引用される設計"が要り、AIが出にくいクエリ(ツール・指名系)はまだ青リンクで取れます。どちらを狙うかの見極めには、キーワードの性質を素早く調べるのが近道です。Saguruなら、サジェスト・SEO難易度👑・共起語を登録不要・1日5回まで無料で確認できます。

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本調査の数値・グラフは、出典として本ページへのリンク明記を条件に、記事・スライド・社内資料などへ自由にご利用いただけます。
引用例:出典:Saguru(株式会社D-SYSTEMS-EN)「AI Overviews表示率の独自調査 第2弾(2026)」 https://saguru.dsystemsen.com/column/75-aio-followup-2026.html

よくある質問

AI Overviewsはどんなクエリで最も表示されますか?
本調査(SEO関連389クエリ)では、費用・料金・相場などの費用/価格系クエリで最も高く93.8%でした。次いでハウツー系87.3%、比較/おすすめ系84.6%、情報系83.3%と続き、特定のツールを探すツール系が最も低い77.8%でした。答えを要約しやすい情報系・費用系ほどAI Overviewsが出やすい傾向です。
AI Overviewsはビッグキーワードだけで表示されますか?
いいえ。語数別に見ると1語85.1%・2語82.5%・3語86.0%・4語以上88.7%とほぼ横ばいで、むしろロングテール(4語以上)のほうがわずかに高い結果でした。AI Overviewsは大型語だけの現象ではなく、具体的な複合クエリでも同程度に表示されます。
AI Overviewsに引用されるのはどんなサイトですか?
引用元はのべ229ユニークドメインで、上位はSEO・マーケ支援企業のオウンドメディア(plan-b.co.jp、seohacks.net、mieru-ca.com、willgate.co.jpなど)とYouTubeに集中していました。一方で229という裾野の広さは、継続的に一次情報を出せば上位企業以外にも引用の余地があることを示します。
AI Overviewsは必ず引用元を表示しますか?
いいえ。本調査でAI Overviewsが表示された331件のうち、引用元ドメインを開示していたのは60.4%(200件)でした。引用開示があった回答は平均6.5ドメインを参照しており、複数ソースを束ねて要約する構造がうかがえます。
この第2弾は前回とデータが違いますか?
データは前回(2026-07-01取得の389クエリ)と同じスナップショットです。第2弾は新しいデータの取得ではなく、同じデータを「クエリの種類別・語数別・引用元ドメインの分布」という前回未公開の角度から再分析したものです。全体のAI Overviews表示率は前回の84.8%に対し本集計で84.9%とほぼ一致しています。
この調査データは引用・転載してもいいですか?
はい。出典として本ページのURLを明記いただければ、記事・スライド・社内資料などへ自由にご利用いただけます。

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